この記事では、「英語コーチングってどうなの?」と思っている方や「何としても英検準1級に合格したい!」と思っている方に向けて、私自身が英検準1級に合格するために日本人の英語コーチについてもらって、実際にどんな勉強を、どのようにやったのかについてご紹介します。
私の勉強期間は3か月でしたが、勉強時間は300時間とそれなりに短期集中で取り組みました。
これから受験を控え、勉強法や時間配分に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
英検準1級のレベルや難易度は?
英検準1級はどれぐらいのレベルかと言うと、公式サイトでは以下のように書かれています。
準1級は、最終目標である1級の手前まで着実に力をつけているレベルで、およそ大学中級程度とされています。 社会生活で求められる英語を十分理解し、また 使用できることが求められます。 入試優遇や単位認定はもちろん、教員採用試験に優遇されたり、海外留学にも多方面で幅広く適用される資格です。
準1級の試験内容・過去問 | 英検 | 公益財団法人 日本英語検定協会
受験時点での私の英語力は、「確かに日常生活では英語で会話できるけど、ちょっと踏み込んだ会話となるととたんに口ごもってしまう」というレベルでした。
長文も少し読んだだけで疲れてしまい、A4・1枚程度の英文を読み切るのも気合がいるかなというレベルの英語力でした。
英検準1級を受験したのは2021年2月ですが、受験にあたり「今回は、英語コーチについてもらって確実に合格を狙おう」と決めました。
英語コーチングを検討している方はもちろん、独学で合格を目指す方にも参考になる情報をご紹介したいと思います。
日本人の英語コーチについてもらって、3か月で英検準1級に合格!
私は、英検準1級受験にあたり日本人の英語コーチについてもらいました。日本人のコーチを選んだ理由は、いくつかあります。
- 「ちゃんと理解したい」という自分の性格
私は、勉強するときに「どうせ勉強するなら、その分野の事についてしっかり理解したい」と思う傾向があります。英検2級までは独学で理解できましたが、準1級の問題集を見たときに「これは独学では理解できそうもないな…」と思ったので、英語コーチの元でちっかり勉強する事にしました。 - 「ニュアンスを分かって欲しい」という欲求
これは特に英作文なのですが、私は英語学習において自分のニュアンスをちゃんと伝えたいと思う傾向が強いのです。それが会話力の向上の妨げにもなっているのですが、そこを曖昧にしてしまうと作文が迷走する事が分かっていたので、それをコーチに伝えてしっかり指導してもらう事にしたのです。 - 良いコーチとの出会い
コーチングは、コーチとの相性もあると思います。私はたまたまとても相性の良いコーチとの出会いがあり「この方に見てもらいたい」と思い、コーチングをお願いしました。いつもポジティブな言葉で励ましてくれたコーチのおかげで、大変な勉強を乗り越える事が出来たと思います。また、「この方を裏切れない」という思いも学習継続のモチベーションになりました。
上記の3項目のうち、ひとつでも「あー、分かる!」と思った方には、英語コーチを試してみる事をおすすめしたいです。
実際に、英語コーチにアシストしてもらったことは?
実際に英語コーチについてもらって、私がやった事は以下の通りです。
文法解説
問題集の文法問題の中から理解が難しい問題について、詳しく解説してもらいました。
日本人コーチだからこそ分かる「日本人にとって理解しづらい文法」などを丁寧に教えてもらえたので、単なる試験勉強としてではなく自分の知識として定着させることができたと思います。
単語の使い方実践
難易度の高い単語について、作文しながらニュアンスも含めて、詳しく解説してもらいました。単語を実用して覚えるトレーニングをした感じです。
「ほら、この単語ってこういうシチュエーションで聞いた事ないですか?」と実際の会話を例に挙げて教えてもらったりしたので、覚えにくい単語もビジュアルイメージとセットで記憶する事ができました。
作文添削
毎日1本、作文問題をメールで送り、添削してもらいました。
文章作成のコツだけではなく、自分の英作文癖などがよく分かり、短時間でしっかりと作文できるスキルを高めることができました。
モチベーションのコントロール
そんなことまで?と思うかも知れませんが、実は一番重要な要素となったのは、コーチからのポジティブな言葉のシャワーを浴びる事によるモチベーションのコントロールでした。
英検準1級受験は、勉強量も多く難易度も高いため、心が折れそうになります。(そもそも、強烈な英語コンプレックスがあるので余計に折れやすい…。)そんな私に「Mayuさん、素晴らしい成長ですね!」とか「Mayuさん、これはもう合格間違いないんじゃないですか?」といつも前向きな気持ちにさせてくれたコーチの存在は、合格に大きな影響を与えてくれたと思っています。
コーチングを受けた時間はたった12時間
コーチとの学習時間としては、3か月で合計12時間。週に1回、ZOOMで1時間のレッスンを3か月受けた形でした。
主には前の週の学習時に分からなかったことを事前にメールで送っておき、それらの疑問をつぶしていく事と、翌週何をするべきかと言う事についてのアドバイスをもらいつつ、会話の練習や単語クイズなど、コーチングとレッスンをミックスさせたようなスタイルでした。
あとは、毎回「とても良い感じですよ!本当に英語が上手になりましたね!」という風にポジティブな言葉のシャワーを浴びて、モチベーションを維持する時間でもありました。
使った教材
英検準1級の受験にあたり、私が実際に使った教材は以下の5点のみです。
- 英単語学習テキスト:英検準1級 でる順パス単 5訂版
- 英検参考書:DAILY25日間 英検準1級 集中ゼミ 新試験対応版、英検準1級過去6回全問題集、英検分野別ターゲット 英検準1級リーディング問題
- 英検公式アプリ:スタディギア for 英検
パス単は、常に持ち歩き、お風呂にも持ち込み、とにかく暇さえあれば単語を覚えていたのでカバーもどこかに行ってしまいボロボロですが、頑張った証だなと感じられます。
自分でやった事
英語コーチとの学習はたった12時間でしたが、自分で約300時間の勉強をしました。
主な学習内容は以下の通りです。
- 単語:スタディギアで単語を覚える
- 文法:問題集で文法問題を説き、理解できない文法を学習
- 長文:問題集の文章を繰り返し説き、理解が難しい部分をメンターに解説してもらう
- シャドーイング:スタディギアで1時間/日
300時間の学習時間をどう確保したか?
英検準1級受験当時の私は、週3回フルタイム勤務/週2回在宅勤務しつつ、小学生の息子二人の育児中という結構多忙な状況でした。
それでも受験前3か月の間、だいたい平日は毎日3時間ぐらい、土日は5時間ぐらい勉強しました。1週間25時間、1か月100時間、3か月で300時間前後勉強したかな、と言う感じです。
通勤時間(80分)
英単語は、通勤時間に集中的に勉強しました。
入浴時間(30分)
入浴時間を利用して、毎日1時間ぐらいスタディギアのシャドーイングをやりました。
家事時間(30分)
料理や後片付けの家事時間には、イヤフォンでリスニング問題を繰り返し聴きました。
勉強時間(40〜120分)
文法問題と長文は、勉強時間を確保して取り組みました。
たくさんではなく、主に2冊の問題集を繰り返し解き、難しい部分は説明を受けて理解を深めました。また、過去問題を繰り返し説いて苦手なパートの把握と克服に努めました。
日本人コーチについてもらったとは言え、実際にコーチと学習したのは300時間のうちのたった12時間です。
やはり、毎日コツコツと努力する必要はありますし、とても大変だったなと思います。
役に立った動画など
英検準1級を受験するにあたり、Youtubeで「英検 準1級 勉強方法」などで検索して色々な動画を見ました。その中で私が参考にしたのは、「英語コーチ-イングリッシュおさる」という方の動画でした。
おさるさんが「とにかく単語学習に時間を掛けろ!」と言っていたので、通勤時間のすべてを単語学習に割き、毎日80分ひたすら単語学習を続けました。
受験の感想
実は準1級は、かなりギリギリのスコアでの合格でした。1次試験受験後のの手応えとしては、「うーん、微妙、、、」と言う感じでした。
だから合格した時は正直ビックリしました。それでも合格は合格です。
ゆっくりする間もなく、二次試験対策に着手しなければいけません。
2次試験もやはり、日本人コーチについてもらってトレーニングしました。想定問答を繰り返す事で、反射的に英語が出てくるような練習方法でした。それでも本番では緊張してしまい、なんだか良く分からない会話を展開してしまい再び「うーん、微妙、、、」となりましたが、どうにか合格する事が出来ました。(合格させてもらう事ができた、という表現のほうがしっくりくるぐらいのレベルかも💦)
もし1級を受験するとしたら、こんなギリギリのスコアではなく、余裕で合格するぐらい勉強したいな、と思いました。
これから受験する人へ
英検準1級は、なかなかの難易度でした。
単語も文法も一気に難しくなり、勉強してもしてもスラスラと回答できるようにはなれませんでしたし、受験を終えた後も継続的に勉強し続けないとあっという間に忘れて行ってしまい自分の能力として定着してくれません。
でも自分が決めた目標をクリアするのは純粋に大きな喜びを感じられるし、達成感も得られます。
気持ちをポジティブに保ち、突破を目指してください。
私も近々英検1級の受験にチャレンジしようかなと思っています!一緒に頑張りましょうね。
あとは恥をかきつつも場数を踏んで、トレーニングを重ねて行けば、ビジネスでも英語が使えるようになると感じました。
本音を言うと、研修後少しの間は「英語は見るのも話すのも嫌だ!」と思いましたが、英語に関する切り替えが早くなったのもカランの成果かも!
私がおススメする英語コーチングは、RIZAP ENGLISH(ライザップ イングリッシュ)
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